ダーツの歴史その2


『イギリスで始まった余興』

時は14世紀。 日本でいうところの鎌倉時代から室町時代に移り変わるそのあたり。 いい国つくろうぜー とか言ってた時代が終わったそのあたり。 そんな時代のイギリスは百年戦争(対フランス1337-1453)やバラ戦争(内紛1455-1485)とずっと戦争の真っ最中なわけ。 もう戦争大好きっ子なんだからーて軽い感じで言えちゃうくらいの日常レベル。 むしろ戦争しか知らないみたいな。 あのジャンヌダルクが名を轟かせた時代なわけ。 よく知らんけど。 てか百年て単位がすごいよね。 あの有名な 機動戦士ガンダム ですら一年戦争なのに百年戦争て。 アムロ行きまーす とか元気に言ってたらそのうち アムロそろそろ逝きまーす つってるレベル。 シャアはシャアで 坊やだからさ なんていつまでも言えねぇレベルなわけで。 そんな宇宙戦争をも軽く超える規模の戦争ですからね。 そりゃまぁ当然アムロクラスのアーチャー(弓兵)はサイコミュシステムが搭載されてんじゃねーのって疑うくらいの腕前なわけ。 まさにニュータイプ。 そんなアムロに負けじとシャアとかカミーユなんかがつい意地になっちゃう。 もう飯食ってる時も所かまわず 勝負勝負 つって絡んでくるわけ。 俺ソーラレイシステム構築したしーつって絡んでくるわけ。 じゃあ向こうに転がってる "ワイン樽の底" に矢を当てたら勝ちなーって勝負をしたのが事の始まり。 そんなやり取りを見てた周りの兵士たちも興味がてらに次第に真似をするようになり、いつしかそれが習慣となって広がっていったわけ。 これがいわゆる第一次ワイン樽ブーム。 まぁブームはちょっと言い過ぎたかもしれないけれど。 でもちょっと思い出して。 実際これってもっぱら戦争中のお話なわけ。 したっけワイン樽なんて高価なもんはそこら辺に簡単には転がってないわけで。 そこで斧を持った戦士の登場ですよ。 おめぇちょっくら木を切ってこいよと。 そこの木 おめぇの レイジンクスパイク(必殺技) で輪切りにしてみろやと。 あれ?もしかしてできねーの?と。 あいつ ちょれーわと。 (※実際問題としてダーツの歴史上の始まりは曖昧ですが現在では百年戦争説が主流です)


これってダーツの原型か?て思うのは内緒の話で。



『得点システムを取り入れよう』

狙いのターゲットがワイン樽からとって変わった輪切りの木。 これは持ち運びも超楽ちんだわーつって。 これでいつでも勝負できんなーつって。 戦士様々だなーつって。 今までよりもずっと手軽に弓矢の勝負ができるようになったもんだから、それこそ毎日のように合間をみつけては木の的に向かって矢を放つ 放つ 放つ。 わーこりゃ楽しいわーつって。 ちょっとした ゼルダの伝説 だなーつって。 そうなってくるとみんな リンク ばりに腕が上がってきて単純に的に当てるだけだと飽きてくるわけ。 そこで誰かが新しい遊び方を編み出しちゃう。 ちょうど年輪もあっからどうせなら点数でもつけようぜーつって。 もちろん狙うのは真ん中なーつっていうわけ。 ちょいちょい、ちょっと待とうぜ。 これってダーツじゃなくて...て思うっしょ。 思うよね。 たぶんアーチェリーとか和弓あたりの射的競技のルーツはきっとこんな感じの流れなわけ。 よりど真ん中を狙っていく世界。 ど真ん中こそ正義の世界。 だけどなんだかな。 とにかくあの時は何かが違ってたとしか思えないわけ。 今思えばこそだけど。 基本的に木の的って長く使ってると矢の影響や乾燥も手伝って ひび割れちゃうのね。 このひび割れがあの時の諸悪の根源とも言えるんだけど、これが結果としてダーツの独自スタイルの大元となっちゃうわけ。 的の年輪の間隔とひび割れの箇所によって場所場所の面積がまちまちになるもんだから負けず嫌いの奴がつい言っちゃう。 おいおい真ん中よりちっちゃいところに当ててんだから俺の方が点数上じゃね?つって。 どう考えてもおかしいだろ!つって。 あーそうきたか。


ダーツはジャイアンが生み出してた。



  歴史その1歴史TOP歴史その3