ダーツの歴史その12


『PDCメジャートーナメントへ続く道』

日本から世界最高峰であるPDCのメジャートーナメントの舞台に続く道は三つなわけ。ひとつは毎年始めに行われるPDCのQ-Schoolに参加してPDCツアーカードを手に入れてプロツアーに参戦してランキングを上げていく方法。もうひとつはJSFDの大会で日本代表となりBDOワールドチャンピオンシップで準決勝に勝ち上がってPDCツアーカードを手に入れる権利を得る方法。最後はPDCワールドチャンピオンシップに日本代表として出場して好成績を残す方法なわけ。まぁ単純に考えたら一番最後の日本代表になる事が手っ取り早いのだけれど。これまで2004~09年の間はJDAによって派遣されてたわけ。これは客観的にみてJDFDはWDFの傘下だから無いよねーつって。じゃあってJDAに声が掛かったんだと思うわけ。だけどJDAが代表って決めても世間的にはこれって日本代表とは呼べないよねっつってPDCからの要請もあって2009年に PDJ/Professional Darts Japan(PDC公認組織) が発足する運びとなったわけ。でもってPDJは2010年からPDCワールドチャンピオンシップに日本代表を派遣してるのだけど、代表の決め方はPDCチャレンジトーナメントと題し、西日本予選、東日本予選、PDJファイナルと勝ち抜いたものを代表とする非常にシンプルなものなわけ。でもって画期的な部分はどの団体に所属してようがまったく関係ないってところ。まぁJSFDの代表になった人は唯一例外だけれども。ともかくプロアマ関係なく誰でも参加できるが故にこれに勝ち抜いてこそ実質的な日本一のプレイヤーなわけ。これに食いついてきたのがダーツライブ。2012年にPDCとパートナーシップを締結して2015年にはついにPDCトッププレイヤーと日本の代表プレイヤーが対決する 第1回PDC JAPAN MASTERS の日本開催が実現したわけ。これは日本のダーツプレイヤーにとってすごい刺激になったはず。そしてPDCはワールドシリーズの一環として今年も開催する予定なので要チェケラ。日本のスティールダーツの時代はもうすぐそこまで来ているはず。



『今後のダーツ界の行く末を想う』

いわゆる一時的なソフトダーツブームは冷めつつある現在。この熱が冷めきらない内にいかにダーツが世間の一部として定着するかがダーツ界の今後の鍵なんじゃないかと思うわけ。なんつーかねダーツをやるのにお金がかかりすぎる風潮。これがちょっと良くない気がするわけ。確かにマシンメーカーや設置店舗にとっては売上げがあってナンボだとは思うのだけれど、上手になればなるほどお金がかかるシステムがまず逆効果なんじゃないかとね。だから上手くなりたい人はみんなマンガ喫茶に流れちゃう。でもってレーティング上げのゲームと化しちゃうわけ。結果としてレーティングが頭うち状態になった時点で面白くなくなって飽きちゃうとかね。これって別にダーツじゃなくても良くねって思うわけ。せっかくダーツをやるならあくまで対戦が面白いわけで勝つか負けるかの勝負を楽しむのが本来の姿なわけ。でもって勝負にレーティングって直接関係ないわけ。じゃあどうしたらいいかってのが問題なんだけれども。ダーツバーが対戦の場としての役目があるのなら、もうちょっと行きやすくなるような感じにならないかなと思ったりするわけ。例えばゲーム代。コイン制なら勝ったほうは入れたコインが返ってくる仕様にしたらどうだろう。強くなればなるほどお金を使わずにすむし負けまいと勝負にも熱が入ると思うわけ。きっと下手な人は早くうまくなりたいって思うよね。これが好循環を生むんじゃないかと思ったりするわけ。お金がないならバーには来るなって言う人もいるだろうけどね。潜在的に行きたくても行けない人をどう取り込むかっていう事も考えていかないとダーツバーの未来は見えないわけ。マンガ喫茶ダーツでいつの間にか終わるわけ。なぜこんな事を言うかって。そりゃ日本ではソフトダーツ人口が増えないとスティールに興味をもつ人が増えないからです。



『日本ダーツの未来予想図Ⅱ』

いつもダブルトライを5回外してアイシテルのサイン。きっと何年たってもこうして変わらぬ気持ちで過ごしていけるのね。ダーツとだから。ずっと心に描く未来予想図は ほら思った通りに叶えられてく。うんとねそれはチェック率17%だね。という事でこれからのダーツ界のだったらいいなのお話でダーツの歴史を〆たいと思うわけ。とりあえずすでに国際的な動きはあるみたいだけどオリンピックの正式種目として採用されたらいいよね。まず日本で遊びじゃなくスポーツとして認知してもらおう。そのためにはプレイヤーの与える印象は大事。今の全体的に輩みたいな感じは改善の余地があるわけ。もっと礼儀正しくダーツを楽しもう。お酒もほどほどに。あとテレビ局で定期的に放送される番組ができればもっと認知度があがるよね。認知度があがればスポンサーも付きやすいよね。現状はダーツ関連会社がメインスポンサーだからトッププロといってもたかが知れてるわけ。少ないパイの奪い合い。だからスポンサーが増えてプレイヤーの待遇がこれから変わってくるとダーツに本気で取り組む層が自然と現れるよね。きっと全体的なレベルの底上げができると思う。あと次世代プレイヤーにとってやりやすい環境を作る事も大事。今のプレイヤーの子供世代が物心つく頃に身近にダーツがあると将来化け物レベルのプレイヤーに育つ可能性が十分にあるわけ。だからダーツバーしかり学校の部活動なんかでもダーツ部がもっと増えたらいいなと思う。もちろんスティールで。そんなこんなで将来的にはPDCで日本人が活躍する雄姿をぜひ観たいよね。ああこりゃ夢だ。ほら思った通りに叶えられてく。


最後に一言。ダーツは英国紳士のスポーツです。でもね、ここまでの流れてよく見てみて。紳士まったく絡んでねぇのな。


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